続いて夕方の逆方向,広島駅→呉駅の運行実績です.
明日以降,利用される方の参考になればと思い,
本日直営で調査,分析しまとめています.
今回の災害時BRTは,午後は広島→呉について,
1)JR定期券・回数券保有者限定
(通常路線.誰でもOK.
ただし,呉行きはノンストップ.途中停車なし)
の2種類です.
そのうち,1)について,当研究室および学内の他の先生に協力をいただき,所要時間を計測しました(データ収集を直営で実施).
その結果がこの図です.
30本強が運行されました.
・最短:37分(20:31発)
・最長:1時間10分(18:16発)
・平均:55分
という結果となりました.
データに一部欠損がありますが,深い意味はありません.
帰りも,行きと同様に始発便が最も乗車が多く,
終わりに近づくと空席が目立っていました.
やはり,整理券方式なので,不安だし,
早く並んでおきたい,という心理かなと思います.
また,車で行った場合の所要時間を計測しました.
前のバスについて行って,
広島駅,広島高速大洲IC→広島呉道路坂北IC→国道31号を経由し呉駅へ.
(バスは坂南ICまで&天応西IC〜呉ICを通行)
1時間10分(19:15発,20:25着)
でした.
同じ時刻出発のバスで比べると,19分短くなっています.
朝ほど早くなっていません.
その理由はいろいろありますが,専門である交通工学の理屈?で言うと,
”朝は会社の始業時刻を意識するため,特定の時間に集中するが,
仕事の終わりはバラバラであり,分散するため"
になります.
基本,家を出られた方は,家に戻るので,往復で考えると約2時間の短縮.これは大きいのではないでしょうか?
あと,朝にはない傾向ですが,出発時刻が遅くなるほど,
所要時間 も短くなっています.車の通勤ラッシュが終わりつつある時間帯に
さしかかっているためでしょう.
19時台,20時台以降は,所要時間が安定しています.
時間が読めると言っても良いでしょう.
まだ初日なので,もう少し様子を見てもらえればと思います.
明日の朝は,再度調査し,レポートいたします.
夕方は時間が概ね読めそうなので,この調査,疲労度も大きいですし,ご容赦ください...
<調査協力>
呉工業高等専門学校 山岡俊一教授,三村陽一准教授
神田研究室 学生有志